今回はお仕事とは切っても切り離せない「オーディション」について話していこうかなと思います。私が元いた劇団に入団する際もオーディションはあったのですが、正直昔すぎて覚えていません笑。やはりあの業界にいるとオーディションというのは常態化していきますし嫌でも慣れます。とは言いつつも先方によってかなりやり方が違うので、今回はその一部を紹介できればと思っています。多分守秘義務とかある気がするので、結構ふわっとした表現になると思います。

就活の面接みたいにガッチガチにかしこまった感じではなくて、結構和気あいあいな感じで進んでいきますね。どのような意図があるかは分かりませんが、こちら側の魅力を引き出すためにもラフな雰囲気を演出して下さっていたのかもしれません。私はオーディションのたびに結構会話を楽しんでいましたし、終始笑顔だった気がします。
これは私の予想ですけど、かしこまりすぎても印象は良くない気がします。コミュニケーションをしていて楽しい、ということを選考の基準にしている方もいらっしゃると思うので、オーディションはとにかくありのままの自分で戦うことが大事だと思います。
ただ、ありのままで戦うことはデメリットもつきものです。なんせオーディションに落ちた際に、自分を全否定されたような気分になってしまうからです。実際はそんなこと断じてないんですけど、自分のありのままで、自分の全力で臨むとこのように面食らってしまうことがあるので、自分が落ちた時の心の支えみたいなのがあるとGoodだと思います。これに関しては努力でどうにかならない部分もあると思うので、全然言い訳並べちゃっていいと思います。「相性悪かっただけだし」「今日ちょっとお腹痛かったしな」「まだ本気出してないし」みたいな心構えで大丈夫だと思いますほんとに。これらの言い訳は悪じゃないです。次のオーディションで更に自分の魅力を伝えるために行う精神面の準備ですから。むしろ言い訳しない方が次のオーディションメンタルボロボロになっちゃってどんどん悪い方向に行ってしまいます。

これはかなり記憶が薄れてきているのですが、面接官の人数は複数人だったと思います。というより、一対一で行った面接の記憶がないです。私1人:面接官2,3人だったり、私と同事務所の子1人ずつ:面接官2人、とか、だいたいこんなだった気がします。自分よりも面接官の方が多い時がほとんどなのですが、そんなに圧迫されてる感はないですね。やはりお互い談笑みたいな感じで話は進みますし、よくある自己紹介だったり、あとは事前にこれをやってください、と言われたことをやったり、何言われるんだろう、何やらされるんだろう、みたいなドキドキはそんなになかったです。強いていうなら面接会場に行くまでの方が心臓バクバクでした笑。嫌な想像ばかりしてしまって一歩一歩が重かったです。でも実際面接が終わったら、「あれ、意外と想像してたよりは楽だったしなんなら楽しかったな」てなります。でも、「あれ言わなきゃよかった」「あれあれ言っとけばよかった」「なんであんなことしちゃったんだろ」という後悔と帰り道付き合うことになります。
不思議なことに、手応えあったな〜てものほど落ちてて、後悔ばっかのものほど受かってるんですよね。自分の感覚本当に当てにならないです。なので、本当に考えるだけ時間と精神の無駄ですね。模試みたいに自分で模範解答見ながら答え合わせすることはできないので、受かったか落ちたか考えてる暇があったら、次のオーディションのために動いてる方が良いです。
そしてこれまでの話、多分ですけど劇団時代に経験してきたオーディションだけでなく、あらゆる面接に共通して大事なことだと思うんですよね私。もちろん次がない、ここしかないんだ、という面接もあると思います。それでも、このくらいのマインドも大切だと私は思います。かしこまりすぎて、緊張しすぎて本来の自分の魅力を発揮できないの、すごく勿体無いなって思います。どうせ次があるから、くらいの気持ちで良い意味で緊張感なく面接を受ければ、なんやかんや受かるかもしれません。