今回は劇団に入って感じたギャップについて書いていこうかなと思います。ギャップと一口に言っても様々ですが、この投稿では特に、劇団に入る前に劇団に期待していたことや、描いていた理想の劇団員の姿と、現実とのギャップについて書いていこうかなと思います。

これは非常に安易な考えを持っていた自分を責めたい気持ちでいっぱいなのですが、当時自分が思い描いていた劇団、テレビに出てパフォーマンスができるようになる場所、とは程遠かったですね。そのイメージに関しては何の間違いもないのですが、私は劇団に入ってすぐできるものだと勘違いしていたんですね。いやー思い上がりもいいところですよ。入った当時は8歳だか9歳だかそのぐらいの時だったので想像力が足りなかったんでしょう。ずっとレッスンだけで、そりゃ楽しいけどもっと実践的にいろんなことしたい、と思っていましたね。
実際に仕事を初めてもらったのは入団してから2年後とかそのくらいだった気がします。とはいつつも、教材の音声だったり、ドラマのエキストラだったり、所謂地味なお仕事ばかりでしたね。勿論教材もエキストラもなくてはならない大切なお仕事ですし、とてもありがたい経験だったのですが、当時の私はそう思ってしまっていました。
これは初めて感じたギャップと、ちょっとした挫折ですね。とは言ってもこれが普通だと思うので、勝手に期待しまくっていた私本当にダメだな〜と今は思います笑。それでも楽しくて続けていたので、結局は劇団での経験で色々な価値に気づき始めて、劇団での活動はお仕事だけじゃない、と考えるようになったのだと思います。

劇団なので演技をレッスンで習うのか、はたまたバラエティのように喋りとか振る舞いを学ぶのか、と想像していたのですが、最初のレッスンは本読みでした。おそらくナレーション的な演習だったのですが、当時の私はびっくりしました。ですし、その文章がとても難しかったのです。知らない漢字ばかり、ストーリーも小学校低学年には難解で、その上空気もピリピリしていて読み間違えてはいけない感。1人1人5行ずつ読んでいく感じだったので、自分の番が来る時に怖い怖いと思いながら読んでいましたね。
最初はこんな感じだったんですけど、先生が変わったり時間の流れだったりであんまし本読みはしなくなりましたね。これも想像と違う!というのでびっくりしていましたが、今よくよく考えれば必要なスキルだったな〜と思います。ギャップこそ感じたものの、そこまでショッキングな出来事はなかったように思いますね。
最初は多分思っていた以上に劇団という場所に期待をしていたというか、理想を押し付けていたというか、やっぱり幼かったですね。そんな私をこんなに成長させてくれたのは本当に劇団だと思っています。良い人達に巡り会えたと思います。その点、劇団に入ろうと思った昔の自分を褒めたいです。それでは今回の投稿はこれくらいにしておきます。ありがとうございました。