初めまして。このtheat-blogを開設して初めての投稿となります。本ブログは、元劇団員であった私が、劇団やテレビ業界の体験談をつらつらと述べるブログとなっております。楽しかったことも苦しかったことも全て包み隠さず話していこうと思いますが、本ブログでは、個人名や個人団体名を記すことはありませんのでご了承ください。なるべく読みやすい文章を心がけるつもりです。かしこまりすぎず、砕けすぎず、いい塩梅で書こうかなと。
また、お子さんを劇団、もしくはテレビなどの業界にと考えている親御さん方、これから劇団やテレビの業界に進もうと思っている方はぜひ参考にしてみてください。

さて、それでは本題に入っていきましょう。劇団って結局何をするところなの?という話ですね。このブログを見ているみなさんなら興味はあると思います。
劇団、と聞いてまず想像するのは「演劇」だと思います。劇団を結成して、舞台を作り上げる、というのが簡単に思い浮かぶかなと思うのですが、全くその通りでございます。ですが、私のいた劇団では、「演劇」だけではなく、「テレビ」「ラジオ」「教材」などなどの仕事もしており、どちらかというと芸能事務所という感覚に近いのではないかなと思います。他の劇団さんを知らないのですが、おそらく似たようなものだと思います。
むしろ、演劇に関しては、メインっちゃメインではあるんですけど、それを外部から仕事としてお願いされることはほとんどなかったような気がします。年に一回定期的に舞台の公演があり、勿論チケット代をいただいていたのでしっかりとプロとして演劇をしていたのですが、本当に舞台での活動はその年一の舞台だけだったかもしれないですね。

今までは劇団でのお仕事について話してきたのですが、勿論それ以外にも活動がありまして、週に一度のレッスンがあります。劇団に入ってお仕事をもらい、そのお仕事をこなせばお給料をいただけますが、基本的には劇団でのレッスンを受けるために劇団側に月謝を払うんですよね。劇団での活動は大きく分けて二種類あって、お給料をいただく「お仕事」と、お金を払って受ける「レッスン」の二つです。ここからはレッスンの内容について少しお話ししようかなと思います。

週に一度あるレッスンでは、本当にいろんなレッスンを受けます。本読みや演技、ダンスや歌、所作のレッスンなど様々です。大体一コマ2時間程度で、中に休憩15分、専門の先生が1人来て、その先生が自分の専門について教える、といった感じです。とは言いつつも、想像通りかもしれませんが、どれも座学とはかけ離れたレッスンですね。全てアクティブに学ぶというか、受け身ではなく、説明を受けてそれを自分でやってみるという感じです。そして、良い意味で学びが深すぎないんですよね。おそらく、演劇をやりたい人が集まっている場所なので、ダンスにしろ歌にしろ、得手不得手や好き嫌いがありますし、そこまで深くやらないんですよね。ただ、それが好きな人にはとことん教えるんです。また、苦手な子には基本的なところをおさえてもらう、できるところをしっかり伸ばす、個性を磨く、このようなアプローチでした。
ほぼ殴り書きで話が広がっていったような気がしましたが、簡単にはこんな感じでしたね。これからもたくさんブログを更新していくつもりなので、その際に劇団でどんなことをしてきたのか、というのが少しずつ浮き彫りになるかなと思います。次の投稿は劇団に入って良かった、について書いてみようかなと思います。
拙い文章だったと思います。ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます。次の投稿もよろしければご覧になってください。